FC2ブログ

レポ・魔女と映画の映画リスト

  • 2019/04/07(日) 18:10:47

サスペリア
* 魔女三部作の第一作目にして現代ホラーの金字塔の一つ
* 嘆きの母エレナ・マルコスが支配するバレエ学院での惨劇
* 色彩と執拗なカメラワーク、ゴブリンの音楽による狂気と混沌の坩堝。
* 脚本に参加したダリア・ニコロディの祖母の体験や魔術的知識がベースにある。

インフェルノ
* 錬金術師バレリが建てたニューヨークの魔術的館が舞台
* 基本はサスペリアの魔女感を踏襲。映画の内容もほぼ同じ。
* 暗闇の母が出てくる
* ただし、この映画では死神的扱いともなる

サスペリア・テルザ
* 魔女三部作の最終話
* ローマを舞台とし、涙の母が登場
* 世界中から魔女が集まる描写あり。
* 魔女的世界観は薄い。そして魔女がしょぼい。

ブレアウィッチプロジェクト
*バーキッツビルでおきた架空の魔女伝説をテーマにしている。
*架空の都市伝説をネットで広める当時としては斬新な手法。
*実際に魔女は姿を現さないが、現象の積み重ねで見せる。
*木で組み合わせた「スティックメン」が印象的。
*全体的にアニミズム的なアプローチで魔女の存在を匂わせている。

ロード・オブ・セーラム
* セイラム魔女裁判に題材を取った映画
* セイラム魔女裁判の判事の子孫ということが言われているだけで、別に関連付けなくてもいい印象。
* 魔女の集会シーンがあるにはある。
* ホラーというよりドラッグムービー。サイケな作り

クルーシブル
*アーサーミラーの戯曲「るつぼ」が題材。
*セイラム魔女裁判そのものの話。登場人物も実名。
*如何に魔女が作られ、魔女裁判が行われたかが丁寧に描写されている。
*ホラーではないが、何も悪くない人がある日突然理不尽な理由で魔女にされる描写が恐ろしく、秀逸。

ウィッチ
* 17世紀のニューイングランド州が舞台。
* 敬虔なキリスト教徒一家の話で赤ちゃんの失踪をきっかけに長女が魔女ではないかと疑われるようになる。
* 魔女と宗教(キリスト教)の関わり方が丁寧に描かれている。

魔女の家の夢
* マスターズ・オブ・ホラーの中の一作。スチュアート・ゴードン監督。
* 原作はラブクラフト。舞台となるアーカムはセイラムがモデル。
* 魔女と狂気の親和性

ジェーンドウの解剖
* 魔女とされる死体を巡る話
* 魔女と怨念
* 何ゆえの魔女か

サスペリア
* バレエ学院からコンテンポラリーダンスへ
* エレナ・マルコスとその対立軸の存在
* 社会性を持った魔女
* オリジナルからのコペルニクス的転回。
* 魔女解釈の違い

スポンサーサイト

レポ・魔女と映画 【3月定例会】

  • 2019/04/07(日) 18:08:36


3月の発表内容は「魔女と映画」でした。
1977年に公開されたイタリアのダリオ・アルジェント監督の「サスペリア」とそこに登場する嘆きの母エレナ・マルコスを皮切りに、
暗闇の母、涙の母と三人の魔女をそれぞれ扱った「インフェルノ」「サスペリア・テルザ」といった魔女三部作、「ブレア・ウッィチ・プロジェクト」「クルーシブル」「ウィッチ」「ジェーンドゥの解剖」など映画やテレビドラマの中で魔女はどう扱われていたのか、魔女となんだったのかを見ていこうという趣向です。 
内容が進むにつれ、魔女が邪悪で恐ろしい存在だけではなく、魔女狩りの過程で罪もない人々が根拠なく魔女と断罪される恐ろしさもあったことも改めて分かりました。
またアメリカの魔女を扱った作品の多くが悪名高いマサチューセッツ州の「セイラム魔女裁判」の影響を受けていたことが分かったことも意外な発見でした。
ちなみにかのH.P.ラブクラフトが作中でよく取り上げている架空の都市、アーカム市もこのセイラムをモデルにしているそうです。
 時間の都合で深く掘り下げることは叶いませんでしたが、魔女の成り立ちや魔女裁判についても興味深いテーマですので、興味のある方は調べてみることをお薦めします。
 一つ言えるのは信仰による抑圧に対する反動であったり、少数者・弱者に対する差別や未知のものに対する恐怖と無理解、迫害といったものが複雑に絡み合った結果、現在の魔女の概念が生み出されたのではないかということで、現代の魔女狩りの例としてスウェーデンのブラックメタル、ヴァーテインのシンガポールでのライブ中止問題も絡めた発表となりました。
悪魔主義を標榜するメタルバンドのライブを巡る話です。

 後半はこの夏行われる予定の大阪ふるさと怪談のプレイベント的位置づけで、即興の怪談会を行いました。
サークルメンバーのみならず見学に来られた方からも非常に面白いお話をうかがうことが出来ました。
怪談といっても怖いだけでなく、古着の着物にまつわる話、産婦人科に現れる謎の老人の話、人ならざるものと立ち話した話など不思議な話、ほのぼのした話もあり、あっという間の二時間半でした。
 次回は「ひらかた怪談サークルの今後」の予定です。
 毎月第三日曜に集まっています。見学自由ですので、いつでも遊びに来てくださいね。